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ムスメが通う保育園で半日「おとうさんせんせい」になりました。

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ムスメが通う保育園は、緑が深い路地に面して建ち、セミの鳴き声や青い空と相まってまるで宮崎アニメのワンシーンのような佇まいです。

窓は全て開かれ、それはエアコンなんて一切使っていないしるし。暑いだろうな・・・

教室に入ると、一斉にそそがれる好奇の眼差し。

人前で緊張することは滅多に無いのですが、今日は完全にアウェー。素の人間性だけが問われる状況で、どんな体(てい)で身を置けばよいのか分からずにいると、

「だれ~?」

「○○ちゃんのパパ?」

「何階に住んでるの?僕んちはね~2階!」

「見て!(セミの抜け殻)」

「$%&”$#%!&~#&$%!!!」

と、いきなり容赦無いアプローチ。あっという間に即席おとうさんせんせいのできあがり。

モンテッソーリという理念で運営されるため、クラスは縦割りで3歳児から5歳(6歳も?)までが一緒に行動します。お兄ちゃんお姉ちゃんが、年下の子をなんやかんやと面倒みてくれてたりして、見ててとても微笑ましい。

大して変わらない体格のお姉ちゃんに抱っこされて連れていかれるムスメ・・・めちゃくちゃ顔しかめてながら・・・

この暑い中、先生の本読みの時は全員寄り添って正座(「腰骨を立てる」というらしい)しながらきらきらした目で先生が読む本や言葉に集中しています。

おいおい、大学生よりよっぽど集中力や礼儀ができてるぞ?

一日体験入園で殴り合いを演じ、入園拒否した(された?)ために小学校まで集団生活を経験したことがない僕としては、保育園のそれは全てが新鮮で不思議な集団生活です。

園庭で色水遊びをした後は教室に戻ってお遊戯。色んな歌や踊りを披露してくれました。もちろんおとうさん先生も口パクで参加しましたが、後半はバテバテ。

先生「はい良くできました~!じゃぁ次はぁ~・・・」

「え!?まだ歌うの?」

最後の歌は「世界中のこどもたちが」というものでした。

ひろげようぼくらの夢を
とどけようぼくらの声を
さかせようぼくらの花を
世界に虹をかけよう

世界中のこどもたちが
いちどに笑ったら
空も笑うだろう
ラララ海も笑うだろう

世界中のこどもたちが
いちどに泣いたら
空も泣くだろう
ラララ海も泣くだろう

ラララ・・・


イカン!この歌!!イカンですよ!!

ちびっ子たちの元気な大合唱が涙腺を刺激して・・・

決してセンチメンタルではないこの歌の、何に対して涙腺が緩むんでしょうか。

世界中のこどもがいちどに「笑う」世界をつくるのは難しいけど、

こどもが笑い、元気に遊びまわる世界は創れそう。

保育園か幼稚園設計させてください~!!
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