針尾の無線塔
君は針尾の無線塔を知っているか。
天を突き刺す3本のタワー。
300mの等距離に配置され、その高さは135m。(一本は137m)
塔基の直径は12.12m。
日本海軍が建設した、長波を送るための送信塔です。
smart houseの現場調査に向かう途中で見たこの巨大建造物(敷地からも見える!)について、興奮しながらお施主様に話すと、なんと足元まで連れて行ってくれました。さすが地元っ子!
この送信塔は、とっくにその役目を終えているのですが、解体する術がなく「放置」されている状態です。
「機能」なき美しい巨大建造物。
もともと、電波を送信するという機能から導きだされた形態ですが、その機能を完全に失った今、それが何だったのかはあまり問題にならない純粋な形態美だけが残っています。
興奮して写真を撮りまくる僕を、失笑気味に眺めていた(ような)お施主夫婦。
「うちの敷地より熱心に写真撮ってるのでは?」
と思われていないか心配です。
違うんです!実は、smart houseで試みようと思っている「機能と形態の関係を見直す」ことについて、鮮烈なインスピレーションを受けていたんです!
smart houseについてのコンセプトメモはまた後日。
↓興奮して撮りまくった写真たち↓
↓google mapより。3本のタワーを見つけられるかな?