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モンドリアンの白

ブログ記事使いまわしシリーズ第二弾。

「モンドリアンの白」

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「でた~モンドリアン!」

僕をよく知る人はきっとこう言って笑っていると思います。

モンドリアン、大好きなんです。大学時代論文テーマにしたくらいです。子供ができたら、「門土(男)」と「理杏(女)」にしようと思っていたくらいです。二人を一緒に呼ぶときは
「モンドリア~ン!」って。

(もちろん反対されて断念しました)

なぜ好きか、などはさておいて、今日は「白」をテーマにしてみたいと思います。

モンドリアンというと、カラフルな色面の組み合わせで一般的には有名だと思いますが、僕が好きなのは白面を多用した後期の作品です。すごくシンプルで、洗練されている印象・・・

数年前に新婚旅行でヨーロッパに行き、モンドリアンの作品を実際に見て、様々な気づきがありました。それまでは、作品集などでしか見たことが無く、僕の関心は色の組み合わせとかパターン、抽象化のプロセスなどに向けられていました。

しかし、実際作品を前にすると、「手の痕」がすごく生生しいのです。同じ白でも、筆の向きやタッチによって微妙にニュアンスが異なります。

建築において最も多用するのは、僕(及び僕の周辺)の場合「白」だと思います。白は、簡単そうでとても難しい。
今、現場監理中の物件も外壁色を選んでいる最中です。(後日レポート)コテ塗りの「白」ということは決まっているのですが、粒の混ぜ具合、コテのパターンなどで大きく印象が変わると思います。これは他の色でも同じことですが、白の場合、それが露骨に出るという点で難しいのです。

今度、「色々な白」のインテリアをお施主さんに提案してみたいと思います。基本的に家中家具や置くものの含めて「白」。だけど、それぞれが微妙なニュアンスで共存して、「色」を感じさせるような・・・

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