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見学会に行ってきました。

友人の建築家・板野君の処女作見学会に招待してもらいました。

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「処女作」

ちょっと淫靡な言い回し。

文字通り、創作に関わる人間の一番最初の作品。

それは、その結果がどうあれとても大切なもの。今後の方向性を示す、最初の一歩。

ちなみに僕の独立処女作は、「菓子工房はないちもんめ」です。
やはりとても思い出深いし、幸せなことに僕の建築観をつぎ込むことができました。


先日、友人・板野君の独立処女作を拝見する機会に恵まれました。築30年程度の和風住宅の一部リフォームです。

板野君は、某有名建築家に師事したキレ者ですが、いつからか体型の方は全くキレておらず、例の3匹の子豚会議でもヒトキワ「子豚感」を醸し出している彼です。(本ブログを読んでくださっている板野奥サマ、ホント申し訳ありません。)

さてさて、デザインはキレてるのか?そんな野次馬感を持ってお邪魔しました。

玄関を開けた瞬間・・・

「キレてる。」

温かみのある雰囲気の中、彼が師匠から学んできたであろう空間の「緊張感」も漂ってきます。

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「素敵ですね。快適になったでしょ?」

と感想を伝えた時のお施主様の嬉しそうな顔・・・


「いわゆる「和風」でまとめられるきわめてあいまいなデザイン領域への試みでした。」

と彼が自身のブログで語る通り、本来自分の得意領域ではないはずの「和風」を望む施主と正面から誠実に向かい合い、見事に満足させることに成功したようです。

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では板野君は自分を殺して施主の満足だけを追求したのか・・・そんなことはなく、色々なところに彼の「想い」が散りばめられていました。

施工日数約3ヶ月。うち、現場に足を運んだのは35日・・・そんな熱い想いが伝わる、見事な仕事でした。

2回もお茶を出してくださったお施主様が、

「良いですね、切磋琢磨する仲間がいて。」と一言。

そう。まさに切磋琢磨できる仲間の存在は脅威でもあり、嬉しくもある。

僕の手がける住宅も、お施主様のご好意に恵まれる機会があれば、板野君を招待しよう。きっと刺激を与えれるはず。

Comment [5]

ヤマケン:

じゃあうちで。

お恥ずかしい・・・・
忙しい中足を運んでいただき感謝します。
是非井上君の手がけた物件にも招待して~。

イノウエサトル:

じゃヤマケン家で。

外構終わったらお披露目パーティーしましょ、ヤマケン殿。

amp:

とりあえず茶菓子とカメラとスケール持参して参加します。
>イノウエ様。ヤマケン様(初対面です)  3匹の一匹

イノウエサトル:

>amp殿

いやいや、ビールをお願いします。

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