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ORIGAMI・artist神谷哲史

これ、折り紙なんですって。

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神谷哲史さんという1981年生まれ(若!)の折り紙作家を偶然知りました。ウィキペディアによると、「作風は超複雑系」と言われるそうです。「HP:ある折紙創作家の項」

「神谷作品中最も(そして恐らく世界で最も)複雑な作品。
用紙が正方形だったり実は構造が非対称であるなど、設計的にも非常に面白い作品なのだが、すべて内部に隠れてしまっているため多分言わないと気がついてもらえない。」

(写真作品の神谷氏解説)


実際にできた「モノ」の凄さはさることながら、作るプロセスこそが芸術なのかもしれません。と、思ったのは、神谷さんのHPでみた折り紙の展開図。う、美しい・・・僕は、実はできたモノよりもこちらに惹かれてしまいました。

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この美しさにはアラベスクに近いものを感じるけど、できた作品を解体していくことで「結果として」あらわれるものなので、両者は全く質が異なる。つまり、表にはでてこない内包された美しさというべきか・・・意図せずに創り出された美しさ。(この辺は独り言なので読み飛ばしてください)


「折る」という単純な行為だけでできる折り紙。

モノをつくる上で素材や方法は無限にあるけど、あえて一枚の紙を「折る」ことだけに固執して作る。その原理性みたいなものは、何らかの形でモノに力を与えるのだと思います。

僕の設計プロセスもこうありたい。建築は求められる条件が複雑で、なかなか折り紙のように作るワケにはいかないけど、形態を決める上で「原理性」は大切にしたいと思っています。

オチとして建築ネタに振ると・・・

日本を代表する建築家・安藤忠雄氏。最近の物件ではやはり「折り紙」を意識しているようです。「コンクリートの壁」による力強い単純形態で世界中を魅了した安藤氏。最近は鉄板を「折る」(実際は溶接するんだけど)という単純操作によって、新たな空間を模索しているようです。

hhstyle.com casa

東京ミッドタウン「21_21DESIGN SIGHT」

Comment [2]

さい:

素晴らしい作品ですね!
サトルさんのその着眼点がまた素晴らしく感じます。

あっくんも喜んで見ていました。
「これなぁに~」って。

イノウエ:

さいさん、メッセージありがとうございます^^

あっくんが喜んでくれて嬉しいです。

子供の前で自在に折紙を作れたら絶対尊敬されますよね!

うちのムスメも折紙大好きで、「ペンギン折って!」とせがまれるんですが、僕は鶴すら満足に折れない折紙オンチです。

練習しよっと!

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