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お気に入りのペン_rotring 600 black

あまりモノにこだわらない僕ですが、こいつだけは無いと落ち着きません。
rotring600_01.jpg

モノにせよ何にせよ、「こだわる人」ってすごいなぁと思います。デザインの仕事ですから、本当はこだわるべきなんでしょうけど、自分のことになるとホント無頓着です。服は最近ほとんど無印かユニクロだし、文房具なんかも事務所に落ちてる(?)やつとか100均でこと足りますし、ちゃりはママちゃりが最高だと思ってます。パソコンは安さで勝負のデルですし、携帯も安さでJ-phone時代から使って今はソフトバンクです。音楽も、昔は洋楽(acid jazzとか)しか聴きませんでしたが、今のお気に入りはほとんどが邦楽で、YUIとかいいなぁなんて思ったりします。仕事柄、「カッコイイ」モノは知ってますが、なんか持つ気になれません。

だけど、シャーペンだけはなぜかこいつでないとイヤで、たまにこれが見つからないとなんだかイライラします。
rotring600_02.jpg
銘柄とかにこだわっているわけではないので、この記事を書くために調べるのに苦労しましたが、rotring 600 というモノみたいです。ロットリングというのはドイツの高級文具メーカーで、確かにこいつも2500円くらいしたと思います。何故好きなのか分析すると、

その1:重量感
その2:マットな黒
その3:普通の鉛筆と同じ6角形

といったところでしょうか。この重量感は、「フルメタルボディ」だからだそうです。ホント金属の塊って感じがします。ついクセで、ペンを指先でクルクル廻してしまうのですが、その時この重さがたまりません。ぐるん・ずしん、ぐるん・ずしんという感じです。黒さに関しても、塗装を幾重にも施した質感があります。最近は使いすぎて黒光りしてきました。また、最近は流線型だったり握るところが柔らかい、いわゆる人間工学に基づいて作りました、みたいなのが多いですが、そういうのはなんとなく気持ち悪く感じます。6角形で多少角がある方がごつごつしていて「あぁ書いてる!」って実感が沸く気がします。(なんだか読み返すと卑猥な感じがしますね)

芯は0.7mm。デザイナーはもっともっと太い芯を好む方も多いですが、僕にはこれくらいが丁度良いです。1/100くらいの図面に、ある程度オンスケールで書き込んで検討する場合、これより太いと気分的にも雑になってきてしまいます。0.7mmで濃さはB。これが僕にはベストです。

Bと言えば、僕は血液型がABなんですが、たまにBの血が発現します。一番顕著なのは、「モノをすぐに無くす」こと。一日中何かを探して無駄な時間を過ごしているような気がします。几帳面なBの方もいますから叱られそうですがこれは多分にBの血によるものです。ちなみに「大きな屋根」のお施主様はB型女性ですので、これを読まれたら確実に叱られます。

で、昨日このお気に入りのシャーペンが見つかりませんでした。今までに何十回と無くし、その度に今度こそダメだ、とあきらめてきましたが、なんとか見つけ出して(というより突然思わぬところから現れる)きたので、今回もイライラしつつ、まぁ、いつか出てくるだろうと思って一日の仕事を終えました。さぁ帰ろうとコートを着た瞬間、ぽろっとポケットから見つかりました。あれだけポケット探したのに・・・

これを見ているお施主様、これからの打ち合わせは僕の手元に注目です。こいつだけはこだわって使ってますので。別の安そ~なのを握っている時は、ちょっとの間無くしていて、少しイライラしてます。

Comment [2]

taka:

これ、かっこいいね。
(この静かな主張のたたずまいは、
 腕時計でも欲しいタイプかも。。)

僕もボールペンでrotringを愛用中です。

学生サークル時代、0.1のトレース作業に泣かされた記憶があり、
このブランドにはかなり愛着あります。
東急ハンズでボールペンを見つけた時に、
記憶もよみがえってか、思わず衝動買いでした。

イノウエサトル:

学生時代ロットリングって言えば、インク入れて使う製図用のペン全般を意味してたよね。「ウォークマン」みたいな感じで。0.1とか、今では絶対使えないと思う・・・

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