ツチノコハウス現場レポート
西海市で進む(仮称)ツチノコハウス(FORZAプロデュース)。
外回りを中心に進んでいた工事は、いよいよ内部に移りました。
天井や一部壁にボードが貼られ、徐々に空間の様子が認識できるようになってきています。大きな吹き抜けや開口部によって、ダイナミックな空間ができるのは間違いないようです。
同時に生み出したいのは、直角や並行な壁がほとんどないプランが生み出す「柔らかさ」。
ランダムに独立性を高めて配置された壁が林立し、その隙間から光が入ってくる空間は、「守られる」「囲まれる」という感覚が少し弱まり、柔らかく「包まれる」感覚が生まれるのではないかと期待しています。
この日は、壁の傾き具合をチェック。平面だけでなく、立体的にも壁の小口部分を少し傾けることで、いつも見慣れた壁の強さを弱め、柔らかさを生み出すことに繋がると思います。いや、逆に「強さ」が生まれるのかもしれません。経験値ではなく、イマジネーションに頼って決めていく作業は楽しくもありますが、頭を掻きむしるくらい悩み・・・
施主もどんな空間ができるのかワクワクしていると思いますが、実は僕たちもなんです。
来週はもう少し内装工事が進んでいることでしょう。今回決めた傾きの効果が確認できるかもしれません。