ツチノコハウス棟上げ
今まで幾度となく棟上式に大雨をもたらしてきた雨男イノウエですが、最近どうも晴れ男に変わりつつあるようです。
久しぶりの快晴の中、ツチノコハウスの棟上が無事に終了しました。
Flickr(←写真)
直角部分がほぼ無いに等しいこのイエ。大工さんの苦労がうかがい知れます。
しかし、その複雑な壁配置がもたらす不思議な空間がはっきりと浮かび上がってきました。
ツチノコではなくなったけど、生き物のような外観になりそうです。
海に向かう大きな開口部。
写真に写っているのは大阪芸大から帰省中のY君。
この超複雑な木造住宅を作り上げる棟梁は、村岡渉、弱冠31歳。
施主の幼馴染。
初めて棟梁として引き受けた仕事がこのツチノコ・・・
初めてこのプランと模型を見たときの彼の言葉は、
「面白そう!」
まずは興味を持ってくれたことにホッとしつつ、大工としての若さに正直言って少し不安でした。
しかし、2週間手刻みに没頭し、最も難関と言われていた棟上げを彼は立派にやり遂げました。
棟上式前、我々から少し離れて、手伝いの先輩大工さんに式の段取りを再確認していた姿がとても印象的でした。初めての晴れ舞台。祝詞の声がちょっと小さかったかな。
西海市に、若く優秀な大工が生まれつつあります。
しかし棟上は、イチ通過点。親友の家を最後までよろしくです。
餅まきの後はお隣にある本家で盛大にもてなしていただき。
刺身の美味いこと・・・
最高の棟上式でした。
が、まだまだ先は長いのです。引き続き頑張ります!
Comment [1]
ツチノコハウスは過程がとても楽しそうですね。
継ぎ手もぴったりで、
大工さんてすごいですよね~。
それと、ブログで僕のことを書いていただいて、
ありがとうございました。
涙が出そうでした。
投稿者: ひだかしんさく | March 20, 2010 7:53 AM
日時: March 20, 2010 07:53