白い空間体験
闇に一筋の光が射したかと思うと、次第に白い空間が広がり始めました。
もう朝か・・・そろそろ起きなくちゃ・・・
朝は苦手です。
いつものように、朦朧としながら瞼を閉じていても、光の強さだけは感じます。
今日は良い天気みたいだな・・・
ざわざわ
ざわざわ
ざわざわざわ
ざわざわざわざわ
白い光の強さに比例するように、人の話し声のようなざわめきが次第に大きくなってきます。
なんだろう・・・騒がしいな・・・朝っぱらから・・・
「のう・・さん」
「い・・え・・さん」
!!誰かが何か耳元でしゃべってる!!
白い光の空間が、急にモザイク状になって、粗い画像が現れ始めました。
ざわめきは一気に大きくなり、突然鮮明に
「いのうえさーん!!」
え?え?
同時に粗い画像も一気に鮮明化して・・・
仰向けで床に転がっている僕を見下げる
看護士さん達の顔・顔・顔・顔
「良かった~!!」
「大丈夫ですか!?」
え?え?
「気を失ってらしたんですよ~W。」
ええっ!?
つい最近の出来事です。
鼻水がとまらず、仕事に支障が出始めたので、耳鼻科に診察してもらいました。
レントゲンを撮ると、副鼻腔炎ですね、最近多いんだよね~と、鼻に長~い綿棒を突っ込まれ、そのまましばらく待たされました。それはどうやら局部麻酔だったようで、先生が次に取り出したのはぶっとい針。いや、先の尖った細めのストローって感じ。
まさかセンセイw(汗)
「いやいや、痛くないよ、麻酔が効いてるから。」
鉄製の殺人ストローが躊躇なく鼻の奥に差し込まれ・・・ガスッと鈍い音がしたと思うと
「はい今膜を貫通しました~この奥にね~膿が溜まってるんだよね~ほらほら出てきた出てきた!ね~こんなのが中に入ってたら良い訳ないよね~?」
鉄製ストローはよくできていて、横から液体を注入できるようになっています。何やら液体が頭の中を駆け巡り・・・持たされたトレイの上に○色の液体がボタボタと落ちている様を眺めていたら・・・
闇に一筋の光が射したかと思うと、次第に白い空間が広がり始めました。
もう朝か・・・そろそろ起きなくちゃ・・・
Comment [3]
男性がこの治療中によく脳貧血を起こして気絶するそうです。
「よくあることですよ」って、看護士さんは、恐らく気遣って言ってくれたんだろうな~。
それにしても気絶は久しぶり。
「久しぶり!?以前もあったんですか?」と天本。
小学生の時に友人にふざけてカンチョーしたら、仕返しで不意打ちの本気カンチョーされて痛みで気絶して教室の床に転がって、意識が戻る時、机と椅子の脚が沢山見えて、森の中にいると思ってたんよ、と体験談を話したら、腹抱えて笑ってました。
あんなにゲラゲラ笑う天本をみたのも久しぶり・・・
「カンチョーで気絶って!WWWリアル稲中!!WWW」
るせーよ。
投稿者: イノウエサトル | February 3, 2010 2:22 AM
日時: February 3, 2010 02:22
大丈夫ですか・・・
確かに、男性のほうが処置中に気を失われること多いですよね。。。
あまりムリされないでくださいね。
と、優しいコメを書きつつ、心の中では天本さんのゲラゲラぶりを想像して1人でニタニタしてます。
投稿者: トレコロママ | February 4, 2010 8:48 PM
日時: February 4, 2010 20:48
>トレコロママさま
ご主人も僕と同じ(むしろヒドイ?)と聞いて非常に安心しました^^
天本は本気で笑うと、ヒキ笑いじゃなくなるんですよ~。
投稿者: イノウエサトル | February 23, 2010 12:00 AM
日時: February 23, 2010 00:00