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闇に一筋の光が射したかと思うと、次第に白い空間が広がり始めました。
もう朝か・・・そろそろ起きなくちゃ・・・
朝は苦手です。
いつものように、朦朧としながら瞼を閉じていても、光の強さだけは感じます。
今日は良い天気みたいだな・・・
ざわざわ
ざわざわ
ざわざわざわ
ざわざわざわざわ
白い光の強さに比例するように、人の話し声のようなざわめきが次第に大きくなってきます。
なんだろう・・・騒がしいな・・・朝っぱらから・・・
「のう・・さん」
「い・・え・・さん」
!!誰かが何か耳元でしゃべってる!!
白い光の空間が、急にモザイク状になって、粗い画像が現れ始めました。
ざわめきは一気に大きくなり、突然鮮明に
「いのうえさーん!!」
え?え?
同時に粗い画像も一気に鮮明化して・・・
※多少偏見アリの独断意見です。
最近、周辺で急速にiphoneユーザーが増えてきました。特に建築・設計業界での普及率はなかなかのものです。
慎重なタイプの方達も、「様子見」の期間を経て、ようやく重い腰を上げてきているようです。
嬉しいことに、iphoneを手にした方は必ずといっていいほど連絡をくださいます。そして、「今度使いこなし方を教えて」と続きます。
僕が思うに、iphoneユーザーは大きく2タイプに分かれます。
ほとんどのiphoneユーザーは、アップルというブランドや、洗練されたデザインに惹かれているタイプ。「使いにくい携帯電話」であることを承知の上で、あくまで携帯電話として扱っています。これはこれで全然オッケー。使いにくいと言われがちなiphoneですがそんなことはなく、さすがはアップル!と嬉しくなる細かな配慮が細部に行き渡ります。電話をそんなにしなくても、持ってるだけで楽しくなるというのもiphoneの良いトコロ。
でも、そんな方たちは、打倒iphone!とばかりにソニーエリクソンあたりからタッチパネル式のお洒落携帯がでると、急に心が揺らぎ始めます。ブランド力オッケー、大画面、タッチパネル、iphoneより高画質なカメラ・・・
しかし、もう一方のタイプに属する、iphoneを「通話・通信機能付の小型コンピュータ」と捉えて使いこなしている僕などは、国産携帯電話が頑張れば頑張るほど・・・
これ以上は止めときます(汗)
とにかく、iphoneとは何なのか、なぜ凄いのかということをある程度頭に入れて使い始めると、今までと全く違う世界が開けてくるのです。身体が拡張するのです!(←教祖様か!)
iphoneについてこんな感じで力説していることもあって、使いこなし術について教えろ!とせがまれることが多々あります。
今日、大先輩にあたる建築家から、ついにiphoneを購入したとの連絡をいただきました。そして、早急にレクチャーせよ!とのことで、明日夜、当事務所において二人っきりのiphoneプチ講習会を開催することが決まりました。
まずは
クラウドコンピューティングとは何か
そして、
アップルの戦略、グーグルの戦略、両社の関係
補足的に
グーグルが果たす役割とグーグルフォンの脅威
続いて
iphoneを取り巻く新規ITビジネスの可能性
少し飛んで
twitterをはじめとするSNSの現在
さらに
我々はiphoneのような建築を創れるのか
トイレ休憩をはさみ、
iphoneと世界平和
といったテーマについて5時間ほど話し、ようやく
iphoneの活用法
を、パソコンとiphoneを触りながら15分ほどレクチャーしようかと考えています。
野球好きのオッサンが、プロ選手のスイングについて語るような浅さでしゃべります。
興味ある方は、まだまだ空席がございます。ぜひお申し込みを!