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バルバラ・カポキン国際建築ビエンナーレ

バルバラ・カポキン・・・最近覚えた単語です。

覚えるまでだいぶかかりましたが、いったん言えるようになると、とても良い響き。

♪バルバラ・カポキン
♪バルバラ・カポキン・・・


我らが師、窪田勝文氏がスピーカーとして参加するということで、バルバラ・カポキン国際建築ビエンナーレ 日本巡回展・記念シンポジウム 「地方からの発信」を聴きに東京に行ってきました。

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シンポジウム出演者は、隈研吾氏、山口隆氏、窪田勝文氏、五十嵐淳氏、小西彦仁氏という豪華な顔ぶれ。隈さんは以前審査員を務められ、それ以外のメンバーは全員バルバラ・カポキン国際建築賞の受賞者です。

窪田勝文氏、五十嵐淳氏は我らが建築系イベント・アーキンディのゲスト出演者で、日本巡回展の単独スポンサーはお世話になっているASJ。

これだけでも行く価値があるのですが、テーマは「地方からの発信」。そして隈さん以外の出演者は全員東京以外の地方を拠点として活動している建築家。

最近全然東京にも行っていないし、良い機会なのでエネルギーを充填しに行こう、ということになりました。

行くことはすぐに決めたものの、バルバラ・カポキンというものがどういったものか、当日までほとんど知りませんでした。

実はこの賞の設立にはとても悲しく、美しいストーリーが。

バルバラ・カポキン(Barbara Cappochin)国際建築賞は、建築家になることを目指していながら若くして事故で亡くなってしまったバルバラ・カポキンさんのご家族が、彼女の生きた証として設立したものです。

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故・Barbara Cappochin

突然の出来事に引き裂かれ
幾千ものしぐさ、言葉、希望は途絶え、
不可能と化してしまった。
これらを忘却の彼方に忘れ去らないための財団、建築賞。

(パンフレットより引用)

そして、この賞は地域との関係性に重きを置いているとのこと。過去4回のうち、2回のグランプリを日本人建築家が受賞し、それも北海道拠点の建築家・・・

以前審査員を勤めた隈さんによると、審査方法は、スクリーンにどんどん映し出されるプレゼンテーションを見て、ひたすら手元のスイッチを押して得点していくというもので、建築家の国籍や背景などは全く影響しないいたってフェアなものだそうです。

こうした賞が設立されているというのはとても励みになります。そして設立の背景や理念にとても共感を覚えます。

決して賞をとるためにやっているワケではありませんが、世界に響く建築を作っていくことはクライアントのためにも、そして何より美しい国をつくることに繋がるはず。

自分が、この世界に足を踏み入れた時に志した、その方向に正しく向かっているのかということを確かめるためにも、いずれアプライしてみようと思います。

このレッドカーペットの上を受賞者として歩き、会場入りするのはいつになることか。

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